「梅は1日の難逃れ」
子どものころから、父親は朝食にこの言葉を毎日のように言いながら、梅干しを食べています。
そのためか、自分も梅干しが好きで毎日ではないにしても日ごろから食べることが多いです。
実際に梅は、疲労回復、腐敗防止、腸内環境改善、血流改善などにいいと言われているので夏なんかはよく食べますよね。
最近は、梅干しを自分で漬けているのですが、梅の値段ってピンキリでいいものはすごく高いし、逆にこの値段の梅で漬けても大丈夫かなと思うようなものもあります。
そこで、今回あきらかに不出来な安い梅を使って漬けたら、どうなのかためしたのです。
梅干しの手順とともに、説明していきます。
傷がついた値段の安い梅を漬けてみた
スーパーで1㎏、1000円ぐらいで売っていた梅を購入して、梅干しにすることにしました。
店員にも「この梅、本当に値段は安いけどモノがよくないから、いいですか?」といわれるほどでした。
見ためにも、傷があったり大きさにもばらつきがあるのがわかるものです。
結論から言ってしまうと、これぐらいの値段の梅は漬けて食べることは、問題ないのですが一番気になったのは、実が薄くて皮ばかりの梅が多かったところです。
せっかく手間をかけて漬けた梅が、実がないのは寂しいものです。
やはり、それなりのいい梅を使ってつけた方が、漬けた甲斐がある思いました。
ちなみに、今回は砂糖を少し使う漬け方で、梅干しをつけてみました。
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砂糖を使う梅干しを漬ける方法
普段は、塩だけで漬けていたのですが、母親から砂糖を入れて漬けるのもいいよと、教わりその方法で漬けてみることにしたのです。
さらに、ヘタも取らない手抜きをして、焼酎で消毒もしないという手間かけないを、貫いたわけです。
この作業は、カビを防いだり、梅酢を濁らせないようにするためにすることです。
毎日のように食べて、冷蔵庫で保存するならあまり気にすることもないなあと思いました。
用意する材料
- 梅 3㎏
- 塩(粗塩) 300g
- 砂糖 200g
- 酢 200cc
漬ける手順
1.水洗い
梅を水で洗っていきます。しっかり洗ったら水に一晩つけてアクを抜きます。
2、塩をまぶす
水からあげて塩をまぶしていきます。
このとき、塩と砂糖も一緒にまぶして、全体にまんべんなくまぶしていきます。
3、漬けダルに梅を入れる
塩をまぶした梅を、梅を漬ける容器に入れます。
陶器のかめが理想ですが、プラスチックのバケツでも漬けることはできます。
酢も入れて、おもしをのせて梅酢が上がってくるまで様子をみます。
おもしは、漬ける梅の倍の重さはほしいです。
それより軽いと、梅酢が上がりにくくなってしまいます。
4、梅酢があがってきたら
塩漬けにして、1週間ほどすると透明な梅酢が上がってきます。
梅の実より上に上がってきていたら、ばっちりでここからは、おもしを半分ぐらいの重さにします。
こんな感じに梅酢があがってきたら、成功です。
5、赤じそ漬け
赤しそは3キロの梅なら300g以上は必要です。
赤じそは、葉っぱだけをとって、水でしっかり洗います。
けっこう汚れているから、何回か洗います。
すり鉢やボウルに赤じそを入れて、粗塩をひとつかみ程入れ塩をまぶしながら、強く揉んでアクを出していきます。
黒っぽい汁が出てくるので、その汁は捨ててからさらに塩を一つまみほど入れて揉んでいきます。
この作業を、3回ほどくりかえします。
6、赤じそをいれます。
アクをとった赤じそをしぼって、梅の上に広げて重しをのせて土用まで待ちます。
こんな感じで、梅を漬けたのでした。
この後は土用干しをして、梅干しの完成となります。
土用がすぎて、天気のいい日に梅を取り出してみると、大きさの違いは漬ける前からわかっていたのですが、色のつき方にもムラがあることに気づきました。
まあ、自分で食べる分には色がムラがあることは、問題ないんですけどね。
まとめ
自分で漬けた梅干しは、手間をかけて漬けているだけで美味しく感じるものですが、食べてみて一番感じたことは、実が薄くて皮ばかりの梅が多いことです。
やっぱりそれなりの梅を漬けたほうが、同じ労力と手間を考えると、もう少し出来のいい梅で漬けたほうがいい気もします。
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