赤味噌は減塩効果の高い万能調味料その作り方と使いかたを紹介

赤味噌,ガッテン




東海地方、愛知、岐阜、三重ではなじみのある赤味噌(豆味噌)ですが
他の地域からは、あの赤というより黒っぽい色から、「味が濃い」「しょっぱいと」
いったマイナスのイメージを持っている人が多いようです。

赤味噌好きには、ちと残念なイメージなのですが、

実はそんなマイナスのイメージの赤味噌には減塩効果があり、いろんな料理に使える
万能調味料なのです。

その事実を知ったら、今度から赤味噌をスーパーで手にとってしまうはずです。

今回はそんな赤味噌の万能ぶりをご紹介していきます。

なぜ赤味噌に減塩効果があるのか?

赤みその色のイメージから味が濃くてしょっぱい、だから塩分が多いと思われがちですが、
赤味噌は一般的な味噌(信州みそ)などと比べても、塩分が少なくて減塩みそと同じぐらいの
塩分なんです。

これって赤みそ好きでも「え!!」そうなのっておもうことですよね。

その理由として、赤味噌はコクが多く味噌としての味を感じられます。
だから、一般的な味噌のように塩分を含まなくても、味噌としてのコクによって
美味しいと感じられるのです。

 

でも、あの赤みその色がなあと思うんですが、あの色に秘密があります。

赤味噌はあの色だから美味しい

全国に多くの味噌がありますが、赤味噌(豆味噌)はその多くの味噌と大きく違うところが
あります。

赤味噌,原料,ガッテン

それは、原料が大豆が主原料ということです。

赤みそ(豆みそ)以外のみそは、米味噌なら米と大豆、ムギ味噌なら麦と大豆といった主原料です。

そして、赤みそ以外のみそは大豆を、茹でてから加工します
赤みそは大豆を蒸すことからつくられます

実はこの違いで、コクが変わってくるのです。

水煮の豆と蒸した豆を食べ比べても、その違いはわかりますよね。

赤味噌の蒸した大豆は、メイラード反応といって茶過色になり、アミノ酸と糖が反応することで
起こっている色なのですが、パンの美味しそうな焼き色なんかも同じことです。

その色こそが赤味噌コクの元であるのです。

実は赤味噌に馴染みのない人でも赤味噌のコクにお世話になっているんですよ。

多くの食品に入っている赤味噌のコク

赤味噌にはメイラードペプチドという成分が多く含まれています。この成分メイラードぺプチドを
料理に混ぜることで、コクが増しておいしさをアップしてくれます。

スーパーなどで売られているインスタントラーメンや、冷凍食品など業務用の食品には
幅広く使用されているから、知らない間に赤味噌のコクにお世話になっている可能性があるんです。

特に煮込むことでコクの増す赤味噌なので、カレーやデミグラスソースなんかにも使うと
短時間で長い時間、煮込んだような味になります。

そんな万能な赤味噌を家庭で使うにはどうすえばいいのでしょうか

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赤味噌を使った万能調味料味噌だまりのつくりかた

赤味噌をみそ汁やみそ料理以外に、使えるのが、味噌だまりです。

本来の味噌だまりは、赤味噌がつくられる工程で味噌のうえにたまる濃い醤油のような
ものなのですが、ここで紹介するつくり方は赤味噌のコクを、いるんな料理に使えるように
した調味料です。

まずは味噌だまりに必要な材料から

  • しょうゆ 10g
  • 赤味噌 2g

これを、ゴムベラなどでしっかりまぜます。

簡単すぎますがこれがいろんな料理に使える万能調味料の味噌だまりです。

5:1の割合で混ぜればいいので、量を多くつくってもいいです。
冷蔵保存で一ケ月ほど保存もできるので便利です。

 

味噌だまりの使い方

もともと赤味噌は塩分が少なく、コクがあるのでしょうゆのように、刺身や炒め物に使うと
半分ぐらいに塩分を減らすこともできます。

健康診断で血圧が気になってきた人には、ありがたいですよね。
減塩ができてコクもあるから、物足りないといったこともなくなります。

 

まとめ

赤味噌を使った減塩効果が期待できる味噌だまりを紹介してきました。

  • 赤味噌(豆味噌)は塩分が他の味噌より少なく
  • あの色こそが赤味噌のおいしさの特徴
  • 赤味噌のコクはいろんな料理に万能に使える

こんなところが、赤味噌の魅力です。

生まれは、東海地方でないので他の地域の人が、赤味噌になじみがなく受けつけないのは
よくわかります。

実際、初めてあの赤味噌の味噌汁を見たときに「この色何??」と戸惑ったのは確かです。

でも、食べなれるとみそ汁は赤だしが一番だと思っています。

そんな赤味噌が他の味噌にない良さを持っているのはうれしいです。
赤味噌をかくし味で、料理のコクをアップしていきましょう。

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