数年に1回ほど登っていた御嶽山、2014年の御嶽山噴火によって多くの方が亡くなってから、入山規制になったこともあり遠ざかっていました。
久しぶりに登ってみたいなと考えていたら、母親から
「御嶽山にもう一回登っておきたい」
と連絡があり、それならばと気持ちを山を登るぞと決めることにしました。
いざ登山となって入山規制はどうなっているのだろうか?と思い調べてみると、2019年はいよいよ7月1日~10月16日まで登山規制が解除されることになっていました。
前回、母親と登ったのは5年以上前のこと、そのときは田の原から登って王滝山頂から剣ヶ峰へ向かう八丁ダルミで母親は引き返したのを考えると、どこまで登れるのだろうかといった不安もありましたが、
「これが最後の御嶽山だわ」
と意気込んでいるので、行けるとこまで行くぐらいの気持ちで計画をしました。
御嶽山の登山口
今まで何度か御嶽山を登ったときは、長野県側(木曽)田の原から登っていました。
入山規制が解除されたのは黒沢口から登るルートのみ、田の原から登っても頂上まで行けない状況、なので今回は黒沢口から登ることにしました。
御嶽ロープウェイを利用して7合目付近まで行く方法もあったのですが、黒沢口6合目からならロープウェイの動き出す前に登り始めることができるし大丈夫だろうと判断したのは、登りだしてすぐにそれが失敗だったなるとわけですが。
今回は黒沢口6合目駐車場から登山スタートとなりました。
ちなみに、その他の登山口も簡単に説明しておきます。
詳しくは木曽町のホームページを確認することをおすすめします。
田の原天然公園 王滝口
田の原は7合目に駐車場があり、スペースも広いです。王滝村にあるので王滝口とも呼ばれていて、ここから頂上は約3時間でのぼれます。
3時間というのは、スムーズに登れる人にとってで登山に慣れてない人にはもっとかかると思った方がいいです。
登山道入り口の鳥居からしばらくは、なだらかな砂利道なのもうれしいところで8合目まではわり楽にいけます。
8合目まで来ると山にきたなという景色になります。
黒沢口6合目駐車場
今回初めて登った登山口の黒沢口6合目駐車場は、ロープウェイができる以前はここが主要の登山口だったところです。
中の湯という人もいます。現在は中の湯はやっていないです。
駐車場も広くて(約60台)バス停もあるのでバスでも来ることができます。
トイレも整備されているのも助かります。ここから登った場合登山ルート上は8合目の有料トイレのみとなっています。
バス停のある小屋には登山者カード用のポストが設置されていて、登山道入り口はトイレの左横からです。
御嶽ロープウェイ
御嶽ロープウェイを使っての場合は、ロープウェイで黒沢口の登山ルートの7合目辺りまで上がることができます。
黒沢口6合目から登るよりも自力で登る距離を減らすことができます。
70代の母親は黒沢口6合目から7合目まで1時間以上かかり、そこでの体力消耗がその後に影響したので自力で登る距離を少なくするならロープウェイを使った方がいいです。
登山の帰りは、母親だけロープウェイでおりてロープウェイ乗り場までクルマでむかえに行くことになりました。
ロープウエイの運行時間は、次期や曜日によって変わります。
平日は8:30から週末は6:00か7:00からとなっていて、下りの最終が16:30となっています。
運行している時間が影響するので、朝もっと早くから登りたい人には向いていないです。
運行している期間は、6月22日~11月4日、料金は往復2600円、こども1300円ゴンドラが連続して循環しているから運行時間中は待つことなく乗ることができます。
冬はスキー場なのでリフトみたいに回り続けているということです。
開田高原口
開田口登山ルートは開田高原側から登るルートで。このルートは地図で見ると4合目辺りが登山口となっているので距離が長いコースになります。
深い針葉樹林帯が長く続き、登山道は草に隠されわかりにくいので上級者向けのようです。
日和田口
御嶽山の日和田口登山ルートは高山市側から登るコースです。
飛騨御岳橋の旧道に登山口はあり、駐車スペースは3台ほどトイレはありません。
この登山口は御嶽山より継子岳に登るルート、ここから御嶽山に登ることもできます。
この他にも高山市側には、胡桃島キャンプ場登山口、濁河温泉の小坂口登山口がありますが、どちらも初心者う向きではないです。
黒沢口6合目駐車場から登ることに
入山規制がされていなければ、何度か登ったことのある田の原口から登りたいところですが、頂上を目指すならということで黒沢口6合目から登ることにしました。
田の原からの頂上までの時間が約3時間、黒沢口から頂上までの時間は約4時間、この1時間の差がたいしたことないと考えていたのが今回の御嶽登山の敗因といえます。
結果的に母親は9合目を前に、引き返すことになったのですが、時間的にはなんとか頂上にいけそうなペースでも体力的に厳しかったようです。
それでも、母親としては頂上まで行けなくても、あの最初の階段の道のりを登れたことに達成感と自信を得たと言っていたので、よかったかなと思います。
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